骨粗鬆症の診断・治療

骨粗鬆症とは
骨粗鬆症は、骨折や寝たきりの原因となる「沈黙の病気」です。
一番の原因は加齢に伴う性ホルモンの減少に伴い、骨を壊す破骨細胞の働きが強くなってしまうことです。女性の場合には閉経後に骨密度が急激に減少することがわかっています。また、性ホルモンの減少以外にも、腎機能低下・糖尿病・ステロイド薬の内服・ビタミンDの摂取不足・カルシウムの摂取不足などが原因になります。当院では、骨密度検査や血液検査を行い、患者さま一人ひとりに合わせた治療を行います。
診断
-
骨密度測定(DEXA法)
-
血液検査による骨代謝マーカー評価、カルシウム・ビタミンD・栄養状態の評価
治療
性別や進行度によって使用する薬は様々ですが、投薬による治療が一般的です。昔は「カルシウムを摂っていれば骨粗鬆症症にならない」という風潮がありましたが、今は骨を壊す破骨細胞と、骨を作る骨芽細胞の働きの均衡をいかに薬で調整するかが治療の主となっており、注射薬での治療となるケースも多いです。
